〈あなたの「最近どう?」が、支えになる〉
あなたの身近な人が、実は深い悩みを抱えているかもしれません。
10歳から39歳までの若年層において、自殺は死亡原因の第1位となっています(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai25/index.html)。自殺は決して特別な誰かの問題ではなく、私たちの身近で起こりうるものです。
悩みや不安を抱え、自殺のリスクが高まっている人は、「どこに相談したらよいかわからない」「誰も助けてくれない」などと感じ、助けを求めること自体が難しくなることがあります。そんなとき、周囲の人の関わりが大きな支えになるかもしれません。
悩みを抱える人の力になろうとする存在を、ゲートキーパーと呼びます。ゲートキーパーには主に4つの役割が期待されています。
1つ目は「気づき」です。飲酒量が増えた、眠れていなさそう、元気がないなど、いつもと違う様子に気づき、声をかけます。「最近どう?」といった自然な声かけが、話しやすさにつながります。
2つ目は「傾聴」です。悩みを抱える人の気持ちに耳を傾けます。時には「放っておいてほしい」と言われることもあるかもしれません。しかし、その背景にある苦しみを想像し、まずは理解しようとする姿勢が大切です。自分の価値観で判断せず、その人の苦しさを知ろうとすることが支援の第一歩になります。
3つ目は「つなぐ」です。医療機関や相談機関など、専門家へ相談できるよう後押しをします。
4つ目は「見守る」です。「いつでも話を聞くよ」と伝えながら寄り添い続けます。解決を急がず、伴走する姿勢そのものが支えになります。
4つの役割すべてを担う必要はありません。また、問題を解決できなくても、「あなたは一人ではない」と伝えることはできます。悩みを抱える人を一人にしないこと。それは私たち一人ひとりにできる大切な支援です。あなたの『最近どう?』という一言が、誰かの命を支えるきっかけになるかもしれません。
三重県自殺対策推進センター(https://www.pref.mie.lg.jp/KOKOROC/KOKORO/index.htm)では、自殺対策に関する情報を発信しています。ぜひこちらもご覧ください
